ATIの軸方向コンプライアンスの(Axially-Compliant, AC)バリ取りツールSpeedeburr TMの製品ラインは、ロバストで高速、軽量のエアツールに浮動ロータリー切削バーを備え、アルミニウム、プラスチック、鋼等のエッジのバリ取りと面取りをロボットで行います。
高速で回転するロータリー切削バーまたはヤスリ(タングステンカーバイド、PCD、またはCBNコート切削バー)は、コンプライアンスをもたらす空気のクッションに乗りながら一定の力を維持します。ロータリーバーに45°の切削角度がついているため、横方向と軸方向の両方にコンプライアンスがあります。特許権を有する力制御システムにより、経路の方向に非常に高いスティフネスを備え、接触力方向にはスティフネスを低くすることで、チャタリング(ロボット式バリ取りで一般的な問題)を防ぎます。切削バーの慣性は極めて小さいため、軸方向コンプライアンスのバリ取りツールは素早く部品のバリ取りができ、サイクルタイムを大いに削減します。
ACバリ取りツールは、部品間で一貫したバリ取り結果を維持します。浮動ヘッド設定により、部品位置またはロボット経路のどのような相違にも素早く対応します。結果として、ロボットのプログラミング時間は最大で75%も短縮できます。
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