「Setup cannot continue because some system files are out of date on your system.」(お使いのシステムでは、いくつかのシステムファイルが期限切れのため、セットアップを継続できません)というメッセージが出てファイルを更新するか尋ねられたらOKをクリックします。新しいバージョンのファイルは、システムに損害を与えることはありません。OKをクリックしてもこのメッセージが出続ける場合は、次の手順のいずれかにより問題を解決します。
このエラーは、Visual Basicアプリケーションが求めるシステムファイルをコピーできなかったときに生じます。Visual Basicを用いて作成したアプリケーションが一緒に実行する必要のあるベースファイルはすべて、Microsoft Support Service Article 192461にあります。そのページで入手できる.exeファイルを実行したら、お使いのランタイムファイルが更新されます。ISA F/Tソフトウェアパッケージが作成したログファイルを検査する前に、これを行いたいと思うかもしれません。
正しくコピーできなかったファイルを手作業でインストールしたい場合は「st6unst.log」というファイルを探してください。お客様のコンピュータには、このファイルのコピーが複数あるかもしれません。その理由は、弊社のアプリケーションパッケージを作成するために用いるソフトウェアを利用して作成したどのアプリケーションパッケージも、「st6unst.log」という名前のファイルを作成するためです。ほとんどの場合、最も新しく変更されたファイルは、ATIパッケージが作成したログファイルです。このログファイルから、どのファイルが正しくコピーされ、どのファイルが失敗したかがわかります。
「st6unst.log」という名前のファイルを見付けられない場合は、弊社ソフトウェアパッケージに含まれている「setup.lst」ファイルを探してください。「System files are out of date」(システムファイル期限切れ)エラーを引き起こしうるすべてのファイルは、このファイルの「Bootstrap」セクションにリストアップされています。これらはMicrosoft Article 192461で入手できるのと同じファイルです。
次のソリューションはMicrosoft Product Support Services Article Q191096から取ったもので、©2003 Microsoft Corporationです。これらソリューションのどれもうまくいかず、Windows 95を使用している場合は、このページの一番下をご覧ください。
1.
TEMPおよびTMP環境変数をWindowsシステムファイルと同じドライブパーティションにあるフォルダにコピーします。そのためには、コマンドプロンプトのウィンドウを開き、プロンプトに次のように入力します。
Set TMP=C:\TEMP
Set TEMP=C:\TEMP
こうして、TEMPおよびTMP環境変数をC:ドライブにある「Temp」フォルダに保存します。
注記: このステップを実行する前に、このフォルダが存在していなければなりません。
これらの環境変数を設定したら、アプリケーションは再起動のメッセージ以降のインストールを継続します。
2.
Autoexec.batファイルに次の行(または同様の行)が含まれる場合、
If exists c:\temp\*.tmp del
c:\temp\*.tmp
その前に「REM」を置いてコメントアウトします。
3.
ウィルス対策ソフトウェア(または、他のメモリ常駐プログラム)を無効にし、再びSetupを実行してみてください。こうするための最適な方法は、多くは、セーフモードでセットアップを実行することです。セットアップファイルのすべてをハードディスクの一時フォルダにコピーし、そこからSetup.exeを実行することも必要かもしれません。
4.
セットアップに失敗して残っているファイルも、この問題を引き起こす可能性があります。見付かったら、msftqws.pdwサブフォルダとその中身をTempフォルダから削除します。また、WindowsフォルダまたはWinntフォルダを開き、前回のインストールのSetup1.exeと*.CABファイルを確認し、あれば削除します。この作業は、インストールに失敗したら毎回行ってください。
5.
ログオンスクリプトの中には、この問題を引き起こすものがありますので、ネットワークにログオンする前にセットアップを実行してみてください。
6.
更新の必要があるかもしれないシステムファイルは、お客様のパッケージと一緒に作成したSetup.lstファイルのBootstrapまたはBootstrap Filesセクションにリストアップされています。これらのファイルは、Microsoftのサポートウェブサイトにある自己解凍ファイルとは別にインストールすることもできます。これらのファイルの入手についての情報は、Referencesセクションをご覧ください。
7.
Setup.lstファイルは編集することもできます。Setup1 FilesまたはFilesセクションで、$(WinSysPath)または$(WinSysPathSysFile)のいずれかにコピーすべきファイルがないか確認してください。例えばMsvcrt.dllとMfc42.dllです。これらの行をBootstrapまたはBootstrap Filesセクションの末尾にコピーできます。これらの行は、ファイル番号が連続するように、例えば「File1=..., File2=...」と番号を振り直さなければなりません。これらの行をもともとのセクションから削除した場合、残りの行はシーケンシャルのリストを維持できるように、番号を振り直さなければなりません。
上記ソリューションのどれもうまくいかず、Windows 95を使用している場合は、MFC42.dllが正しくコピーされていないかもしれません。MFC42.dllは、セットアップパッケージと一緒にダウンロードした.cabファイルのいずれかに入っています(.cabはWinZIPまたは互換性のあるアーカイブツールで開きます)。MFC42.dllファイルを展開し、コンピュータをMS-DOSモードで再起動します。展開したばかりの新しいMFC42.dllファイルをWindows\Systemディレクトリにある現在のファイルに上書きコピーし、コンピュータをWindowsモードで再起動します。
|